火災からの復興 其の4 「家の中とおじさんの正体」

白馬乗鞍温泉スキー場
通称、白乗って若い子たちが言ってた。

陽が射してきて温度が上がってきた。
オッシャー!張り切って参りましょう!
スキーでハイクアップよん♡
この辺から登るかな。
春の雪って感じになっとるわぁ、ペタペタジャクジャク
「井谷さーん、おはようございまーす、来たよー」

「今行くから、真ん中から入って」

(しかし、よく一人でやるよなぁ)
おじゃましまーす。
外が明るいだけに、中真っ暗。

「ここに入りな、散らかってるけど、春になったら片付けるけど」

うぉ、ゴミ屋敷的な…

ん?難しそうな本読んどるなぁ
「コーヒー淹れるから、ミルク砂糖は?、そう、僕もブラック」

(丁寧にコーヒーを落とす人だなぁ)
と、関心した。

ひとくち味わう
美味い!
決して高価な豆ではないが淹れ方が上手いのだろう。
この本は?英語?

「ラテン語、ラテン語の聖書」

「は?聖書…人に聞いたんだけど、井谷さんは大学の教授なの?」

「昔はね。 〇〇世紀のイギリスの〇〇が〇〇で、〇〇〇〇。教子が松本の〇〇教会で牧師してる。僕は牧師の資格取らないで牧師の先生してるの」
(〇〇のところは専門的過ぎてサッパリ頭に入らなかったご了承下さい)

「牧師の先生なの⁈スゴイね!何でキリスト教に興味を持ったの?」

「母親の影響、僕は生まれが北海道なの、子供の頃はつらい思いをしてたんだけど、母親はいつも笑顔を絶やさない人でね、それは信仰があったからと思う。それで聖書読み始めたのがキッカケ」

「ふーん、俺は実家が仏教だけど、もう家でてるからキリスト教興味あるなぁ」

「日曜日の休みはあるの?毎週頼まれて教会行ってるから、行ってみる?」

「はい、機会があったら是非お願いします」

また面白い事が始まりそうだ。
「ん!猫いるんですね、名前ありますか?」

「エビー、脚の模様が海老みたいだから海老って付けたんだけど、息子の嫁がイギリス人でエビーエビーって呼ぶもんだからエビーって呼ぶようになっちゃったの、行くとこ行くとこ着いてきて足に絡むの、危なくて困る」
俺が飼っていた猫と同じ柄だ、車にひかれてかわいそうだった。そっくりだアメリカンショートヘアーと雑種の子だね。

なつっこい、ペロペロ
からのぉ〜 猫パーンチ!パンパンパパン!
遊び盛りのヤンチャ盛りw

「さて、何しますか?屋根の雪下ろし?」

「そうね、上行こうか、滑るから足元気を付けてね」

(こっちの台詞である)

うぉ!何じゃコリャァ!!

「これひとりで作ったの⁈マジかぁー‼︎」
「この岩ね、ここにあったヤツ、重機でやったけど動かないで機械が浮いちゃった、だからそのまま、下に穴掘って暖炉にしようと思ってる」
しかし、よくこれだけの基礎っうか…
まてまて、コレはお手本にしよう、ひとりでもできるって証明だ!それにしても凄過ぎるし、超カッコイイ。
(追記、ここまで全てが一人仕事ではない、家族、教え子、スキー仲間などの手伝いもあったとの事だ)
一度の投稿で写真は20枚までなので

つづく

0コメント

  • 1000 / 1000

Cortina family

白馬コルチナを拠点に知り合った方々とLINEで繋がり、グループでの情報交換をしています。 白馬 小谷でのスキースノボ活動、観光、地域貢献などの情報をまとめていきまーす。 「白馬乗鞍 丸木恩 火災からの復興」長期ボランティア活動 お手伝いに参加して頂ける方を募集しています。 ☎︎090-3648-2764 Cortina family ichizan